「保育士として働き始める予定だけど、職場でいじめはあるの?」
「保育士はいじめが多いと聞くけど実際はどうなの?」
「実際にいじめに遭った時の対処法を知っておきたい」
本記事では、保育士のいじめに関する内容になっています。
- 保育士のいじめについて
- 保育士間のいじめに遭った時の対処法
- 職場を変える方法
保育士間でいじめはあるの?
「職場の人間関係が辛い…」という理由から辞める人の中には、いじめが原因の保育士さんもいるかもしれません。
いじめは人を傷つける行為であり、決して許されることではありません。
もしいじめにあっているとしたら、それはあなたのせいではないので自分を守ることを一番に考えましょう。
ここからは実際に職場でどのようないじめを受けたのか、保育士さんの体験談をまとめました。
上司からのいじめ
上司からじわじわといじめを受けていました。初めは態度がおかしいなと思っただけだったのですが、他の保育士に優しく、よく褒めている姿を見て自分への態度との違いに気づきました。無関心なときもあれば『〇〇さん(私)にまかせればいいよ』と仕事を押しつけてきます。周囲には言いづらいし、2人きりになると『どうしてこんなにできないの?』と責められ、辛かったです。
先輩からのいじめ
以前、パートの保育士として働いていましたが正社員の方からさまざまな仕事を押しつけられて辛い経験をしました。最初はどんな仕事でも引き受けていましたが、なんでも業務を任されるようになって断れなくなってしまいました。
先輩保育士さんに『連絡帳の書き方がおかしい』と指導を受けました。自分なりに一生懸命直しても何度も訂正されてしんどかったです。どうして自分ばかり責められるんだろう…と悲しくなりました。
保育士間でいじめが起こる原因と解決方法
保育士の人同士でいじめが多いのはなぜでしょうか。
保育士間でいじめが起こる原因と解決方法を紹介します。
保育士間でいじめが起こる原因
忙しくて心に余裕がない
保育士さんの中には仕事が多忙で心に余裕がない人がなかにはいます。
感情的な言葉を発したり、厳しい態度をとってしまったりする人がいるかもしれません。
特に園が人手不足だと一人ひとりに過度な業務負担がかかります。
ストレスが溜まって周囲にイライラをぶつけてしまうこともありそうですね。
余裕がないからといって人にきつくあたってはいけませんが、態度にも表れる人もいるでしょう。
指導がいき過ぎてしまう
保育士は子どもの命を預かるという責任が重い仕事です。
責任の重さから後輩への指導がきつくなり、強い口調で指示や叱責してしまう保育士さんもいるかもしれません。
新人保育士さんの態度に不満を感じると指導が次第にエスカレートして、いじめに発展するケースもありそうです。
チームワークが必要になる
保育園では職員同士で行事や保育活動で協力して行なうことも多く、チームワークが必要になります。
伝達ミスなどさまざまなミスが原因でいじめられてしまうこともあるかもしれません。
閉鎖的な環境になりがち
小規模で職員数も少ない園では人間関係がすでに構築されており、新しい人が馴染みにくい職場があります。
閉鎖的な環境の中でいじめが起こると、いじめられる側をかばってくれる人が現れにくいです。
そのような辛い状況が続いてしまう場合もあるでしょう。
おとなしい性格で自分の意見を言えない
保育士さんの中にはおとなしい性格でなかなか自分の意見が言えない方もいるかもしれません。
次第に相手の行動がエスカレートしていじめられてしまうことも…。
意見を言わずにいると「大人しそうだから、何を言ってもいいだろう」と思われてしまう可能性があるでしょう。
保育士間でいじめが遭った時の解決方法
信頼できる上司や同僚に相談する
まずは勇気をもって身近な上司や同僚に今の状況を説明してみましょう。
いっしょに解決策を考えてくれることもあるかもしれません。相談することで気持ちが楽になることもありそうです
また、なかなか園内の職員に言いづらい場合は厚生労働省の窓口に相談する方法もあります。
厚生労働省には全国に「総合労働相談コーナー」を設置しており、職場のトラブルに関する相談を受けつけています。
各都道府県に窓口があるため、問い合わせるとよさそうですね。
配置替えをお願いする
園長先生や主任に状況を説明し、園内の配置替えをお願いする方法もあるでしょう。
年度内は担任が固定されているため、難しいケースもありますが新年度に向けて相談しましょう。
「いじめる側とできるだけ離れて仕事をしたい」ということを伝えてみるとよさそうです。
中にはいじめられていることを伝えにくい保育士さんもいるでしょう。
園側も気持ちを汲んで配置替えを検討してくれそうです。
環境を変える
いじめが辛くて、悩みを抱え込んでいる方は新しい環境に転職するのも一つの方法です。
子どもと関わる仕事は保育園以外にも託児所や児童発達支援施設、幼児教室などさまざまな種類があります。
保育士が職場を変える方法
職場でいじめに遭っている場合は、すぐにでも働く環境を変えましょう。
同じ職場で働いていてもいじめが無くなり、状況が改善されるのを待っておくのはもったいないです。
保育士として働くあなたを求めている職場は世の中にはたくさんありますので、職場を思い切って変えましょう。
他の保育園に移る
一つ目は、他の保育園に転職する方法です。
保育園によって、全くといっていいほど職場環境が異なります。
職場環境だけでなく、給料面でも今よりもいい給料になることもあります。
現役の保育士さんでも、勤務する保育園を変えて給料アップに繋げた人が多くいらっしゃいます。
現在の職場での給料に不満な人は、まずは自分の希望にあった保育園に転職を考えてみましょう。
公務員試験を受ける
2つ目は、公立保育士になる方法です。
公立保育士とは、地方自治体が設置した保育士施設で働く保育士のことです。
公立保育士は、公務員保育士試験に合格した地方公務員であるため、「公務員保育士」とも呼ばれます。
地方公務員の一般行政職と呼ばれる職域に含まれており、給与体系も所属する地方自治体の給与体系に準じています。
そのため、所属先の倒産リスクは限りなく低く、年功序列で役職や勤続年数に応じて給料が上がっていきます。
安定して、給料を上げていきた人には公立保育士がおすすめです。
異業種に転職する
3つ目は、異業種への転職です。
営業やマーケティング、経理など異業種へ転職することで給料アップを狙うことができます。
一般企業へ転職することで、給料アップだけでなく、特定のスキルを身につけられます。
保育士のいじめに関するよくある質問
保育士のいじめに関するよくある質問への回答を集めました。
いじめへの解決策もありますので、参考にしてみてください。
保育士間でのいじめはあるの?
働いている保育園によっては、保育士間でのいじめがあることもあります。
保育士というストレスが溜まる仕事だからこそ、いじめという形で発散してしまう人も少なくありません。
保育士間でのいじめの原因がわからない
保育士間でのいじめで考えられる原因は複数あります。
保育園という限られた人間関係の中で、ストレスのはけ口としていじめが起こってしまうことがあります。
また、指導が行きすぎた結果、受け手からするといじめと捉えられてしますこともあります。
原因を特定して解決することができれば良いのですが、難しい場合は、職場を変えることをお勧めします。
保育士のいじめに対する解決方法はある?
保育士のいじめに対する解決方法として、まずは、職場の同僚や信頼できる上司に相談しましょう。
配置換えのお願いができるのであればベストでしょう。
相談や配置換えをして、それでもいじめが続くのであれば職場環境を変えましょう。
保育士転職のおすすめ事業者3選
保育士で転職を考えている人向けに、転職のサポートを行ってくれるおすすめ事業者を3つ紹介します。
積極的にサポートしてくれる、保育士ONE・キララサポート保育・保育士エイドを比較していきましょう。
保育士ONE
保育士ONEでは、求職者の希望に合わせた求人紹介を多く掲載しています。
また、転職成功のためのエージェントサービスも豊富に提供しています。
提供しているサービスは以下の6つです。
- キャリアカウンセリング
- 求人票だけでは分からない内部情報の提供
- 履歴書や職務経歴書などの応募書類の添削
- 面接対策のアドバイス
- 面接試験の日程調整
- 給料や休日などの雇用条件の交渉代行
保育士ONEに登録すると非公開求人を閲覧できたり、コンサルタントと相談できるようになります。
コンサルタントが実績や経験をヒアリングし、希望条件に合う求人を紹介してくれます。
また、採用確率を上げるために、職務経歴書や履歴書の添削をしたり、面接の対策をしてくれるのが魅力の一つです。
コンサルタントが雇用条件の交渉をしてくれるため、自分では難易度が高い給料面での交渉も可能です。
給料や休日などの雇用条件についても交渉してくれるため、入社後も安心して仕事が始められます。
保育士ONEのサービスはすべて無料で使えます。
保育士ONEを通して就職が決まった場合でも、求職者の負担は一切ありません。
保育士転職をしたい人は、まずは保育士ONEに登録しましょう。
キララサポート保育
キララサポート保育を運営している会社は、保育・介護・看護業界に特化した人材紹介・人材派遣を行っています。
事業の一つである、キララサポート保育は、保育士向けの転職サービスです。
コンサルタントが定期的に施設訪問を行なっているため、職場の生の情報を常に把握していることが特徴です。
全国で保育園を運営してきたノウハウを活かした転職サポートしてくれます。
入職前後のサポートも手厚く、面接対策、書類の添削といった選考対策を行なってくれます。
給与などの条件交渉や入職後のフォローも充実しており、初めて転職する人でも安心して転職活動を始められます。
まとめ
本記事では、保育士間のいじめについて解説しました。
現役保育士さんにもお話を伺ったところ、残念ながら、保育士のいじめは少なくありませんでした。
いじめが起こりやすい職場環境は特徴があるため、保育園を選べるのであれば職場環境はチェックしておきましょう。
仮に、いじめがあった場合は、信頼できる同僚や上司に相談したうえで、配置換えのお願いをしましょう。
それでも改善しない場合は、職場を変えるのが良いです。
職場を変える際には、転職エージェントに相談したうえで、いじめの発生がしにくい職場への転職をしましょう。
コメント