「保育士に向いてない人の特徴を知りたい」
「保育士の仕事をしていてイライラするんだけど、保育士に向いてないのかな」
「保育士に向いてないのかを早めに知りたい」
現役の保育士さんでもこのように悩んでいる人は多くいらっしゃいます。
本記事では、保育士に向いているor向いていない人の特徴について解説します。
- 保育士に向いていない人の特徴
- 保育士の仕事でイライラしてしまう理由
- 保育士に向いてないと感じた時の対処法
保育士に向いてない人はどんな性格なの?
保育士に向いていない人はどのような性格の人なのでしょうか?
保育士に向いてない性格や保育士には向いてない考え方を持っている人はどのような人なのかを言語化してみました。
保育士に向いていない性格はいくつかありますが、主なものとして以下のような特徴が挙げられます。
- 対人関係が苦手:保育士は子どもたちとだけでなく、その保護者や同僚とも密接に関わります。
対人関係が苦手でコミュニケーション能力が低い場合、保育士の業務の遂行が困難になる可能性があります。 - 忍耐力の欠如:子どもたちとの関わりは常に予測不能であり、時には挑戦的な状況に直面することがあります。
そのような状況で冷静さや忍耐力を保てない人は、保育士として適していないかもしれません。 - 適切なコミュニケーション能力の不足:保育士は子どもたちに対して適切な指導やケアを提供するために、効果的なコミュニケーションが必要です。
コミュニケーション能力が不足していると、子どもたちとの信頼関係を築くことが難しくなります。 - 感情の管理が難しい:保育士は子どもたちの感情や行動に常に対応する必要があります。
感情のコントロールが難しい人は、ストレスや焦りによって保育士の業務を遂行することが難しくなります。 - 柔軟性の欠如:保育士の仕事は予測不可能なことが多く、常に臨機応変に対応する必要があります。
柔軟性がない人は、変化に適応することが難しく、業務の効率性や品質に影響を与える可能性があります。
これらの特徴がある人は、保育士としての適性が低いと考えられます。
ただ、適切な支援やトレーニングを受けることで、適性を高めることも可能です。
保育士の仕事がイライラしてしまう理由
保育士の仕事は非常に忙しく、責任が重い仕事です。
そのため、仕事でイライラしてしまうことも多々あります。
保育士が仕事でイライラする理由はさまざまですが、主なものとして以下の点が挙げられます。
- 子どもの行動の予測不可能性:子どもたちはまだ発達途中であり、時には思わぬ行動を取ることがあります。
そのため、保育士は常に予測不可能な状況に対応しなければなりません。
この予測不可能性がイライラの原因となることがあります。 - ストレスフルな状況への対応:保育士は時にストレスフルな状況に直面することがあります。
例えば、子どもたちの間での争いやけんか、突然の事故や怪我などが挙げられます。
これらの状況に適切に対応することは重要ですが、同時にイライラを引き起こすこともあります。 - 負担の重さ:保育士の仕事は身体的にも精神的にも負担が大きいものです。
子どもたちのケアや監督、教育活動の準備など、様々な面で責任が求められます。
この負担が重く感じられると、イライラやストレスが生じる可能性があります。 - 他のスタッフや保護者とのコミュニケーションの困難さ:保育士は子どもたちだけでなく、他のスタッフや保護者ともコミュニケーションを取らなければなりません。
しかし、意見や期待の相違、コミュニケーションの不足などがある場合、イライラやストレスが生じることがあります。
これらの要因が重なることで、保育士が仕事でイライラすることがあります。
しかし、適切なサポートやストレス管理の方法を身につけることで、これらの問題に対処することが可能です。
一緒に働く同僚や保育園からサポートを受けれないのであれば、良い職場とは言えないため、職場を変えることをおすすめします。
あなたは保育士に向いている?診断テストで丸わかり!
保育士に向いていない人の特徴や保育士の仕事がストレスが溜まりイライラしてしまう理由を解説しました。
考え方に関しても自分が保育士に向いているのかを簡単な質問に答えて診断してみましょう。
質問内容は全部で11個で、数分で終わりますので是非挑戦してみてください。
質問1 子どもは好きですか?
やはり子どもが好きなのか?というのが保育士の仕事をする上で重要なことの一つです。
保育士の仕事は、子どもを親から預かり、その成長や発達を支援する、そして保護者に戻すことです。
この質問に対しては、子どもと一番触れ合う仕事ですので、「YES」である必要があります。
答えが「NO」であるならば、保育士になることや保育士であることを考え直す必要があるでしょう。
前は「YES」だったにもかかわらず、「NO」になってしまった場合は、なぜ子どものことが嫌いになってしまったのかを考えてうえで、今後のことを考えてみましょう。
質問2 仕事の場面ではハキハキとできていますか?
保育の仕事では、チームワークが非常に重要です。
クラス単位であっても、担任の保育士がいて、それを補助する保育補助やパートの保育士が一緒に仕事を回していきます。
効率良く、それでいて子どもの安全性を担保しながら仕事をするためには、一緒に働く人とのチームワークがバラバラではいけません。
保育士は、チームの輪に入り、従い、時には意見もぶつけていくのは保育士には必要なスキルとなります。
そのため、仕事の場面ではハキハキとしておく必要があるのですが、あなたはいかがでしょうか。
子ども、保護者にきちんとハキハキと伝えることは出来ていますか?コミュニケーションをとれていますか?
答えが「YES」であれば保育士に向いていると言えます。
質問3 効率よく書類作業や制作作業はできていますか?
保育士は、制作の仕事や事務作業も多いです。
事務作業や制作作業などの細かい仕事は、子供たちの昼寝の時間や隙間の時間で行うため、効率良くする必要があります。
事務作業や制作作業が極端に苦手な人orやりたくないという人は保育士になると苦労する可能性が高いです。
好きでなくてもいいですが、嫌いな人は、ストレスに思ったり、時間がかかることはある程度覚悟しておきましょう。
質問4 体を動かすのは好きですか?
保育士は子ども達と一緒に、外遊びや散歩、遠足など外仕事も多いです。
外仕事は、気力・体力ともに必要です。
「外仕事をしたくない」・「体を動かすのが嫌い」という人は、保育士の仕事にあまり向いてないと言えるでしょう。
質問5 季節行事は楽しめますか?
保育園には、季節ごとに生活発表会や運動会などの行事が行われます。
行事が多い保育園だと、卒園式、節分、ひなまつり、運動会、プール、芋掘り、クリスマス、誕生日など何かしらのイベントが毎月あります。
行事の計画や準備、園児と一緒に練習をすることも保育士の仕事です。
保育士がやらなければならい制作作業を含めた行事の準備を楽しめないのであれば、保育士の仕事は非常にストレスがかかってしまいます。
質問6 仕事への責任感はあるか?
保育士は、子どもの命を預かっているため、非常に責任のある仕事です。
もしものことがあった場合は、こちらから先に保護者に伝える必要があります。
保育士は担任制がひかれていますが、担任外だから他の児童はみなくてよいではなくて、常に周囲の状況をみなくてはなりません。
仕事への責任を持ちたくない人や責任を他人に押し付けてしまう人は、保育士の仕事に向いていません。
逆に仕事への責任感が強い人は、保育士になっても活躍できるでしょう。
質問7 トラブルや面倒な仕事から目をそらしていませんか?
保育士の仕事には、トラブルや面倒なことがつきものです。
園児の体調不良、喧嘩、面倒な事務仕事は日々あります。
トラブルや面倒な仕事から目をそらさずに仕事ができる人は、保育士に向いているといえます。
質問8 今の職場で人間関係をうまくつくれていますか?
保育士にとって、保育園の人間関係は退職理由の常に上位に来る理由の一つです。保育士の職場は女性が多く、うまく人間関係が築けている人もいればそうでない人もおり、分断されがちです。
また、一般の企業と違い、異動もない小さな社会ですので、人間関係は濃密になりやすく、閉鎖的でもあります。
職場の人間関係は悪くないですか?
質問9 仕事量が多くて終わらないことがありませんか?
保育士業界は常に人材不足の影響もあり、保育士ひとりに対する仕事量が増えています。
また、1年目や2年目の職員は仕事を覚えるのに精一杯だったり、初めて取り組む作業も多くて仕事がいっぱいいっぱいになりがちです。
逆に年数を重ねる職員は、立場が上がり、業務が増えるため、それはそれで仕事量が多くて終わらないという状態も多いです。
そんな仕事量に不満はありませんか?
質問10 勤務シフトや給料体系が自分に合っていますか?
保育の仕事は勤務シフトが組まれており、早番や遅番、土曜保育など園によって様々です。
また給料も子ども業界では高くなく、不満が多いのも確か。
自分の生活レベルやスタイルに今の仕事がフィットしていますか?
質問11 子どもにと上手に関係が作れていますか?
先輩職員や特定の職員の言う事は聞くのに、自分の言う事は聞いてくれずに、困っている。子どもになめられている気がする。
ということはありませんか?
これは自分の問題だけでなく周囲の問題でもあります。先輩職員が新人保育士に対して注意をする場面を子どもがみていたり、そこに上下関係を感じてしまうと、子どもは敏感に感じるので、だんだんその職員をなめはじめてしまいます。
子どもと職員の関係値は周囲の職場環境が原因ということも多いです。
子どもと上手に関係が作れていますか?
質問8からの診断はいかがでしたか?ここまでの共通点は「職場の環境」です。
この質問にあてはまる人が多い人は、同業種で別の職場を探すことをおすすめします。
保育士に向いてないと感じた時の対処方法
保育士の仕事をしていて、なんとなく保育士に向いてないなと感じることがある方向けに、保育士に向いてないと感じた時の対処方法をお伝えします。
保育士に向いていないと感じた場合、以下の対処方法が役立つかもしれません:
- 自己評価と目標設定:まずは自己評価を行い、自分の強みや弱みを客観的に把握しましょう。
その上で、自分が本当にやりたいことや向いていることを考え、それに向けた目標を設定しましょう。 - カウンセリングや相談:自分の感じていることや悩みを専門家や信頼できる人に相談することで、新たな視点や解決策を得ることができます。同じ保育園で働く同僚や信頼できる上司に相談してみると良いです。
- 転職やキャリアチェンジの検討:保育士としての適性を感じない場合、他の職種やキャリアに転職することも選択肢の一つです。
自分の興味や能力に合った職業を見つけるために、転職活動やキャリアチェンジを検討してみましょう。 - ストレス管理と自己ケア:イライラやストレスを感じるときは、自己ケアを行うことが重要です。
適切なストレス管理の方法を見つけて実践し、心身の健康を保つよう努めましょう。 - 教育やトレーニングの受講:保育士としてのスキルや知識を向上させるために、教育やトレーニングの受講を検討してみましょう。新しい視点やアプローチを学ぶことで、保育士としてのモチベーションが向上するかもしれません。
教育やトレーニングを受けることでモチベーションを上げることは国も推奨しています。
国が推奨している保育士向けのトレーニングもありますので、キャリアに悩んでいる人は参加してみましょう。
保育士の転職はプロに任せよう
保育士の仕事をしていてイライラしたり、自分は保育士に向いてないなと感じているのであれば、保育士から違う仕事に転職することも選択肢の一つです。
保育士の人が転職する場合は、初めての人が多いため、転職のプロである転職エージェントに相談することをおすすめします。
転職エージェントは、希望条件にあった職種や企業を一緒に見つけてくれるだけでなく、履歴書や面接の対策もやってくれるので、転職の成功率を格段に上げてくれます。
まとめ
本記事では、保育士に向いている人の特徴や保育士の仕事がなぜイライラしてしまうのかを解説します。
保育士の適性がない人でも、日々の業務や研修などを通して、性格や考え方は変わってきますので、悲観的になることはありません。
それでも、向いてないなと感じる方は、保育士以外の仕事を探してみるのも選択肢の一つです。
職場を変える際には、保育士転職のプロである転職エージェントに相談することをおすすめします。
コメント