「保育士1年目だけどすでに辞めたい」
「他の保育士が辞めたいと思った瞬間を知りたい」
「保育士を辞めたくなったときの対処法を知っておきたい」
このように保育士になりたてで辞めたいと思っているは少なくありません。
本記事では、保育士が辞めたいと思う理由や対処法について解説します。
- 1年目の保育士が辞めたいと思う瞬間
- 1年目の保育士が辞めたいと思った時の対処法
- 保育士が活かせる転職先
1年目の保育士が辞めたいと思った瞬間
1年目は、夢と希望を持って保育士の仕事を始めたばかりですが、辞めたいと思う人も少なくありません。
筆者も保育士1年目の時に、何度も辞めたいと思いましたのを覚えています。
自分の経験や他の保育士から話を聞いた、1年目の保育士が辞めたいと思った瞬間を5つ紹介します。
辞めたいと思った瞬間① 仕事量が多い
保育士を辞めたいと思った瞬間の一つ目が、「仕事量が多い」と感じた時です。
保育士は、子どものお世話をするだけが仕事ではありません。
行事の準備やペーパーワーク、保護者への報告業務などさまざまな仕事があります。
1年目から担任を任されることはあまりありませんが、副担任や担任のサポートなど仕事量は多く、あまりの仕事量の多さに仕事を辞めたいと思うのです。
辞めたいと思った瞬間② 覚えることが多く、責任が重い
前述した通り、保育士は仕事量が多く、その分覚えることも非常に多いです。
日々の業務や書類の種類・書き方、掃除の仕方などさまざまなことを覚えなくてはなりません。
また、担当クラスの全員分の名前だけでなく、保護者の顔と園児を一致させておかなければなりません。
このように、保育士は覚えなければいけない内容が多岐に渡り、量も多いと言えます。
また、一つ一つの仕事が子どもの命に関わってくるため、プレッシャーもかかってきます。
保育士の多い保育園であれば、少しづつ仕事を覚えていけばいいのですが、小規模の保育園であればすぐに担任になったりするため、プレッシャーの中で仕事を覚えなくてならないことに耐えられず辞めたいと思うことがあります。
辞めたいと思った瞬間③ 保護者対応が大変
「保護者対応が大変」というのも、保育士が辞めたいと思う理由の一つです。
保護者は自分たちの命よりも大切な子どもを預けているため、神経質になっていることが多々あります。
そのため、保育士に強く当たってしまったりすることがあり、保育士は保護者への対応を難しく感じることがあります。
仕事がうまくいっていない時に、保護者からのクレームが入ってしまったりすると、仕事を辞めたいと思ってしまうようです。
辞めたいと思った瞬間④ 理想と現実にギャップがある
理想と現実にギャップがある時に、保育士の仕事を辞めたいと感じるとのことです。
夢と希望を持って保育士になったものの、現実の仕事は想像していたものと違ったという場合、理想と現実とのギャップにストレスを感じてしまいます。
現実、保育士の仕事は大変なことが多く、想像以上に考えなければいけないこともあり、私自身も1年目の頃は理想と現実のギャップを感じていました。
ギャップを少なくするためにも、保育士の仕事内容などをあらかじめ勉強しておきましょう。
辞めたいと思った瞬間⑤ 職場の雰囲気が悪い
1年目の保育士が辞めたいと思った瞬間の最後は、「職場の雰囲気が悪い」です。
働いている保育園で職場の雰囲気が悪いと、周りの保育士に気を遣わなくてはいけず、通常の業務以外でのストレスが増えます。
また、職場の雰囲気が悪いところは、保育士同士の悪口やいじめがあることが多いです。
職場の雰囲気が悪いと仕事に行きたくなくなるのはわかりますよね。
1年目の新人保育士が職場の雰囲気を変えられるのは難しいため、職場の雰囲気が悪く仕事への影響が出る場合は、早めの転職を考えましょう。
1年目の保育士で辞めたいと思ったときの対処法
1年目の保育士が辞めたいと感じた瞬間や理由について解説しました。
私もそうですが、他の保育士さんも一度は悩んだことがあることばかりではないでしょうか。
1年目は仕事も覚えることが多く、慣れないことばかりですので、悩んで当たり前です。
私含め、先輩保育士が「辞めたい」と思った時にどのような対処をしたのかを解説します。
誰かに相談する
仕事が辛く、保育士を辞めたと思った時は、まずは誰かに相談をしましょう。
相談の相手は、同僚や信頼できる上司など同じ辛さを共有できる人がベターです。
誰かに今の気持ちを話すことで、悩めを解決できるアドバイスをもらえる可能性があります。
話すだけでもリフレッシュとなり、頑張ろうという気持ちになれます。
仕事とだと割り切る
辞めたいと思った時に、嫌な気持ちでずっといるのではなく、気持ちを切り替えることも大切です。
人間関係や業務自体が辛いという場合はある程度、自分の中で仕事だと割り切ることも大事です。
人間関係であれば、職場の人との関係をプライベートにまで持ち込む必要はないので、業務で支障が出ないような距離感で付き合っていくのが良いでしょう。
しっかり休む
保育士の仕事を辞めたいと感じている時は、仕事に疲れている場合が多いです。
疲れている状態だと正常な判断ができず、その場の感情で辞めるという選択をしてしまい、後から後悔してしまうことも多々あります。
仕事で疲れていると感じた場合は、まずはしっかり休みをとりましょう。
転職に向けて動く
どうしても仕事が辛い場合は、別の保育園で働く、あるいは、保育士以外の職種に転職することも選択肢の一つです。
保育士の人不足は社会問題になるくらいですので、保育士として働きたいのであれば引く手数多です。
保育士を続けたいのであれば、まずは働く保育園を変えてみましょう。
保育士からのキャリアチェンジをする場合、情報を集めるうえでも転職エージェントに登録することをおすすめします。
保育士1年目で辞めるときの注意点
保育士1年目で辞めることを決意した時に、トラブル無く辞めたいですよね。
私が保育士を辞める時に注意した内容をまとめています。
退職を伝えるタイミングに気をつける
保育園を退職することを決意したら、辞めることを伝えるタイミングに気をつけましょう。
法律上では退職の2週間前に申し出を行なえばよいとされていますが、保育園の就業規則によっては「1カ月前」「3週間前」など時期が決められている場合もあります。
働いている保育園の就業規則をきちんと確認して、伝えるタイミングに気をつけましょう。
退職理由は前向きな言葉で伝える
退職理由を伝える時は「人間関係が辛くて…」などネガティブな気持ちを伝えるのではなく、前向きな理由を話すようにしましょう。
「小規模保育園で一人ひとりとじっくり向き合いながら経験を積んでいきたい」
「インターナショナルスクールで英語教育に挑戦したい」
などポジティブな理由や自分の夢を伝えましょう。
早めに転職活動をする
退職を決めたら早めに転職活動をして、次の職場を見つけるようにしましょう。
ただ、 その時に「今の園以外ならどこでも大丈夫かも…」と焦って転職先を決めてしまうのはNGです。
しっかり園の雰囲気や勤務条件、新人の育成環境などを確認したうえで、長期的に働ける職場を探しましょう。
保育園のホームページやパンフレットなども確認して園の雰囲気を確かめることも大切です。
保育園の雰囲気を知るには、転職エージェントに聞くのが一番良いです。
保育士資格を活かせる転職先
保育士の資格があれば、保育士として働けるだけでなく、仮に保育士以外の職種で働きたい場合でも資格を活かすことができます。
保育士以外で保育士の資格が活かせる職業を紹介します。
託児所
託児所は、一時的に子どもを預けたい保護者が利用する施設です。
病院や商業施設、イベント会場などに設けられていることが多く、施設利用者の子どもを預かることが保育士の仕事になります。
託児所は日勤になることが多く、子育てとの両立が可能です。
児童養護施設
児童養護施設は、家庭の事情により家で親元で暮らすことができなくなった子どもを預かる施設です。
自動保護施設は24時間体制でシフトを組んでいるため、夜勤になる可能性があります。
認定こども園
認定こども園は、2006年10月に認定子ども園法が制定されたことによって設置が可能になりました。
預かる子どもの年齢によって必要となる資格が異なりますので、働きたいと思っている方は、現在の保有資格で働くことができるのかを確認してみましょう。
転職をするなら転職エージェントを有効活用しよう
保育士で転職を考えているのであれば、転職エージェントをうまく活用しましょう。
転職エージェントを活用することで、自分の希望する条件にあった求人を紹介してくれます。
自分の力だけで、現職の仕事をしながら希望条件にあった求人を見つけ出すのは大変な作業です。
私自身も転職の際は、年収や働く場所、働きたい時間帯などの希望条件をエージェントに伝え、紹介してくださった求人の中から転職を成功させました。
また、社会人経験が浅い場合、転職活動自体が初めてという方もいらっしゃるかと思います。
転職エージェントを活用することで、担当がついてくれる場合が多く、履歴書や職務経歴書の書き方も教えてくれます。
また、面接の対策まで一緒にやってくれるので、一人で転職活動をするよりも、転職エージェントを活用した方が転職の成功率は格段に上がります。
まとめ
今回の記事では、保育士の1年目が仕事を辞めたいと思う瞬間について解説しました。
私自身も、そして他の保育士も辞めたいと瞬間がいくつもありますので、辞めたいなと思う感情自体はおかしくありません。
辞めたいと思った時にどういった対処法があるのかを事前に知っておくことで、いざ辞めたいと思った時に冷静に対応することができます。
保育士資格を持っていることで、保育士以外の職種でも活躍することができますので、保育士を辞めたいなと思った場合は、一度立ち止まって自分のキャリアを見つめ直してはいかがでしょうか。
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