「保育士の仕事ってどれくらい大変なの?」
「現役の保育士さんの仕事に関する話を聞いてみたい」
「保育士の仕事が大変だと言われている理由を知りたい!」
このように保育士の仕事に関して疑問を持っている方が多くいらっしゃいます。
本記事では、保育士の仕事が大変だと言われる理由について解説します。
- 保育士の仕事で大変なこと
- 保育士の仕事のやりがい
- どうしても保育士の仕事が辛いと思っている人への解決法
保育士の仕事で大変なこと
保育士の仕事は大変だということを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
ではなぜ保育士の仕事が大変だとここまで言われているのかを、現役保育士さんの体験談を踏まえて解説します。
- 体力的な負担:子どもたちと一日中遊んだり、動き回ったりするため、体力が要求されることがあります。
特に幼児期の子どもたちは元気で活発ですから、そのエネルギーに応じて対応する必要があります。
また、常に新しい知識を取り入れて、子ども達に発信することが求められるため、体力だけでなく知力も求められる仕事です。
勉強し続ける苦労を感じたりスタミナ・筋力に自信がなかったりすると、知識や体力が求められる保育士は大変だと感じるでしょう。 - 責任の重さ:保育士の仕事は、非常に責任の重い仕事だと言われています。
遊び中の事故や子ども同士のけんかによるけが・急な体調の変化などに気を配り、適切に対応しなくてはなりません。責任の重さや、自分が子どもを守らなくてはならないプレッシャーをつらいと感じる保育士は多いでしょう。子どもの命を預かる責任の重さは大変だと思う要素と考えられるでしょう。 - 年収が高くない: 保育士の年収は、他の職種と比べるとそこまで高い水準にあるとは言えません。
仕事の責任の重さや大変さを鑑みると、もう少し給料が高くても良いのでは無いかと考えている保育士が多くいます。大変な仕事を頑張っても給料が高くないと、より仕事が大変に思えてくるのでしょう。 - 保育士間や保護者との関係: 子どもたちだけでなく、保護者や他の保育士、学校関係者ともコミュニケーションを取る必要があります。
時には異なるスタイルや期待に対応することが挑戦となることがあります。 - 長時間勤務と仕事量:保育士の仕事はしばしば長時間労働となり、準備や後片付け、子どもたちの安全や健康を確保するための準備が必要です。
また、働いている保育園によっては保育士の数が足りておらず、一人が休みになったりすると、その人の分まで働かなければななりません。そうなると、必然的に仕事量が増え、長時間の勤務となるのです。
保育士の仕事のやりがい
前章では、保育士の仕事の大変なことを紹介させてもらいました。
保育士の仕事は大変なこともありますが、その分やりがいも大きい仕事です。
保育士の人が仕事をしていて、どのような場面でやりがいを感じるのかを紹介します。
保育士の大変さを知りたいと思っている人は、少なからず職業としての魅力にも興味があるのではないでしょうか?保育士が感じられるやりがいを把握して、目指すかどうかの判断に役立てましょう。
子どもたちの成長を実感できる
保育士は日々子どもの成長を一番近くで感じられる職業です。
昨日までできなかったことができるようになる、新しい単語を覚えるなど、子どもたちは驚くほどの速さで成長します。
たくさんの子どもたちが変わっていく姿を毎日のように間近で見られるのは、保育士にしか味わえない醍醐味です。
進級や卒園で子どもたちを送り出すときや、卒園後に元気な姿を見せに来てくれたときの感動は、保育士の大きなやりがいです。
行事を通して達成感や連帯感を得られる
運動会や生活発表会といった行事の準備は、時間的・体力的にハードで大変さの一因にもなっています。
しかし大変な分、行事の中で子どもたちの元気な姿や楽しそうな笑顔や行事を通して成長した姿を見られれば、大きな喜びを感じられるでしょう。
また、行事の準備は保育士だけではできません。
保護者の協力も不可欠なため、コミュニケーションを深める機会になります。
子どもたちにとっても、保育園の先生と親が一緒に準備してくれているのはうれしい場面です。
行事が無事に終わり、子どもたちが喜んでくれたときには、一緒に達成感を味わえるでしょう。
保育士として働くには
保育士としてのやりがいに魅力を感じたのであれば、保育士をぜひ目指してみてはいかがでしょうか。
この章では、保育士になるための一般的な流れを解説します。
保育士になるためには、以下のようなステップを踏む必要があります。
- 必要な資格を取得する: 保育士として働くためには、日本では保育士国家資格(幼稚園教諭免許も含む)が必要です。
これを取得するには、専門学校や大学での保育士養成課程を修了し、国家試験に合格する必要があります。
また、幼稚園教諭の場合は教員免許が必要です。 - 専門教育の受講: 保育士養成課程を受けるために、専門学校や大学での学びが必要です。
これには、幼児教育、発達心理学、保育の理論と実践などが含まれます。 - 実習やインターンシップの経験: 学校での学びの一環として、実習やインターンシップを通じて実際の保育現場での経験を積むことが重要です。
これによって実践的なスキルを身につけることができます。 - 国家試験の受験と合格: 保育士国家試験(幼稚園教諭国家試験)に合格する必要があります。
試験は年に数回開催され、試験科目に対して適切な準備を行うことが求められます。 - 就職活動: 資格を取得したら、保育施設や幼稚園、認定こども園などでの就職を目指します。
地域や施設の特性、自身の希望に応じて就職先を選ぶことが重要です。
保育士になるためのステップは学びと実務経験の両方が必要となります。
どうしても保育士の仕事が辛い人へ
保育士の仕事をしていて、どうしても仕事が辛いと感じる人もいらっしゃるはずです。
そんな人に向けて、現状を打破できる方法をご紹介します。
- 自己評価を行う:まずは自分自身と向き合い、なぜ保育士向いていないと感じるのかを客観的に考えてみましょう。
自分の強みや弱み、興味や価値観といった要素を振り返ります。 - 相談する:家族や友人、信頼できる相手と感じたことや悩みをシェアし、アドバイスやフィードバックをもらうことが大切です。
時には専門家やキャリアカウンセラーとの相談も有益です。 - 転職を検討する:保育士が自分に合わないと感じた場合、他の職種や業界に転職することを考えることができます。
自分の興味や能力に合った職場を探し、新たな挑戦をすることも良い選択肢です。 - 趣味や関心事に時間を割く:保育士の仕事が合わないと感じた場合でも、自分の趣味や関心事に時間を割ることは大切です。
心身のリフレッシュやストレス解消に役立ちます。 - スキルや知識の習得:保育士が向いていないと感じる理由に、スキルや知識の不足がある場合もあります。
その場合は、自分の強化すべき部分を見つけ、それに向けて学ぶことも重要です。 - キャリアの方向性を再考する:保育士が向いていないと感じた場合でも、その先にはさまざまなキャリアの可能性があります。
自分の興味や能力、価値観に合った方向性を再考してみることが大切です。
これらのステップを踏んで、自分自身と向き合い、適切な方向性を見つけていくことが大切です。
時には複数の選択肢を検討し、自分にとって最善の道を見つけることが重要です。
まとめ
本記事では、保育士の仕事の大変さについて解説しました。
保育士は、子どもの命を預かる責任の重い仕事ですので、仕事が大変であることは間違いありません。
どうしても仕事が辛いと感じているのであれば、転職を考えてみるのも一つの手です。
筆者自身も複数の保育園で働いた経験から、同じ保育士でも働いている園によって大変さが全く違います。
自分にあった場所で保育士という素晴らしい仕事を続けられることを応援しています。
コメント