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保育士は簡単になれる?保育士になるために必要な資格を紹介!

「保育士になるのは難しいの?」

「保育士になるためには何をすればいいの?」

「保育士になるために必要な資格があるなら教えて欲しい!」

このように保育士になる方法を知りたいと思っている人がいます。

本記事は、保育士になる方法や保育士になるために必要な資格について解説します。

  • 保育士になる方法
  • 保育士になるために必要な資格
  • 保育士になるための試験
目次

保育士は簡単になれるの?

保育士に必要な資格試験の難易度

保育士は簡単になれる職業なのか?と問われれば、結論として答えは「NO」となります。

保育士として働くためには、保育士試験を受験し、合格することで取得できる「保育士資格」が必要です。

保育士試験の合格率は、近年20%前後で推移しており、難易度は高いと言えます。(※1)

難易度が高い理由として、合格ラインが「9科目全て」を6割以上得点する必要があります。

合格した科目に関しては、3年間有効となる制度があるため、この制度を利用して2〜3年の長期計画で受験することもできます。

筆記試験の勉強時間について

保育士試験の筆記試験は全部で9科目あります。

明確な勉強時間は公式に発表されていませんが、厚生労働省が通知する短大での講義における各科目の必要単位数から大体の目安時間を算定してみました。

個人差はありますが、一般的に筆記試験の合計の勉強時間は、100時間程度必要と言えます。(※2)

※1:保育士試験の実施状況(令和4年度)
※2:全国保育士養成協議会

憧れの保育士になる方法

保育士は簡単になれる職業ではないことを前章でご説明しました。

それでは、憧れの保育士になるためには何をすれば良いのでしょうか。

保育士になるために必要な勉強や資格について解説します。

保育士資格とは

保育士資格について説明する前に、まずは「保育士」の定義について確認しましょう。

児童福祉法によると、「保育士とは、保育士の登録を受け、保育士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者をいう。(児童福祉法第18条の4)」とあります。

簡単に言うと、保育をするにあたっては専門的な知識や技術が必要で、また同時に保護者への支援を行うことができる専門性も求められるということです。

「保育」は、養護と教育を一体的に行う営みです。

保育士は、ただ単に子どもを預っていれば良いという仕事ではなく、教育も含めたさまざまな専門知識を駆使して行う仕事です。

保育士資格は、これらの専門的な要件を満たしているということを公的に証明するために設けられている制度なのです。

保育士資格を取得する方法

保育士になるためには、保育士資格を取得する必要があります。

保育士資格を取得する方法は大きく分けて次の2通りあります。

指定保育士養成施設を卒業する

指定保育士養成施設には、大学(四年制)、短期大学(二年制)、専門学校(二年制/三年制)に別れています。

指定保育士育成施設を卒業することで、試験を受けずに保育士資格を取得することができます。

学校では座学でだけでなく、OJTのような実際の現場で保育実習があり、実践的なカリキュラムが組まれています。

保育士試験を受験する

年2回実施されている保育士試験を受験し、合格すれば保育士資格を取得することが可能です。

指定保育士養成施設ではない大学を卒業していたとしても、受験資格を満たしていれば保育士を目指せます。

保育士資格受験の資格に関しては、保育士試験の概要(※1)を確認しておきましょう。

※1:保育士試験の概要(一般社団法人全国保育士養成協議会)

保育士資格について

保育士資格は有効期限がないため、一度取得すると一生使うことができます。

例えば、結婚や出産によって保育士の仕事から離れても、資格を利用することで再就職することができるのが魅力の一つです。

生涯にわたって役に立つ資格と言えます。

また、保育士資格を持っていると、保育士だけでなく、保育士資格を活かした仕事に就職することができます。

保育士資格を取得した後の流れ

保育士になるためには、資格を取得した後に『保育士登録簿』への登録手続きが必要となります。

保育士資格取得してから、働くまでの順序をまとめました。

登録手続きを行う

登録事務処理センターから「保育士登録の手続き」を取り寄せた後に、郵便局で登録手数料を振り込みます。

登録事務処理センターへの書類を送付をすれば、こちらの対応は完了です。

保育士証の交付

登録手続きの後に申請先の都道府県で審査が行われます。

無事に審査が通ると、各都道府県の保育士登録簿へ登録され、保育士証が交付されます。

申請から交付までの期間は、二ヶ月程度ですが、各都道府県によって異なりますので、早めに申請しておくことをおすすめします。

保育士として働く

保育士証が交付されたら、保育士として働くことができます。

責任がある仕事なので大変なことが多いですが、その分やりがいもありますので、頑張りましょう!!

保育士の資格が活かせる仕事

本章では、保育士の資格が活かせる保育士以外の仕事をご紹介します。

収入やスキル、プライベートとの両立ができるかなどの視点でおすすめしています。

自分が何を大切にしているか?と照らし合わせながら、今後のキャリアプランの参考にしてみてください。

保育士の資格を活かせる!保育士以外の仕事

保育士の資格を活かして保育士以外の仕事へ転職したい場合、どのような転職先を選べばよいのか詳しく紹介します。

病院内保育所

病院内の保育所は、その病院で勤務しているお医者さんや看護師さんの子どもを預かる施設です。

病院内や病院に併設されており、一般的な保育園とは違った雰囲気で仕事ができるでしょう。

主に少人数制で、じっくり子どものお世話ができるのも魅力のひとつ。

大病院が院内保育所を運営している場合は、その病院の水準に合わせて給与や福利厚生が設定されている場合もあり高待遇が期待できます。

企業内保育所

企業のオフィス内や企業に併設された保育施設で働く方法もあります。

小規模でゆったりとした保育ができ、運動会やお泊まり会などの大きな行事がない施設も多いよう。

お休みは企業の定休日に合わせるため、毎週「土日」が休日になるというケースもあります。

本社勤務

本社勤務は、保育園の事務作業や採用などさまざまな業務を担う運営をサポートする仕事です。

時には、系列園に保育士としてヘルプで呼ばれることもあるかもしれません。

デスクワークに取り組みながら、子どもと接することもできる仕事として、人気が高い職種といえそうです。

児童発達支援サービス

児童発達支援施設は、障がいのある0歳〜6歳児までの子どもに寄り添いながら、療育を行なう仕事です。

個別の計画を立て、保護者と協力しながら生活や遊びのサポートを行なうため、やりがいを感じられる場面も多いでしょう。障がい児の療育に興味のある方は、転職先の選択肢として考えてみましょう。

放課後デイサービス

障がいのある6歳〜18歳までの子どもの療育を行なうのが、放課後等デイサービスです。

※条件によって20歳までの療育の可能性もあり

個別の計画を立て、子どもの自立に向けてさまざまなサポートを行ないます。

長期的に障がい児の成長を見守りたい、じっくり関わっていきたいという方にはぴったりな職場ですね。

児童館

児童館は、放課後や夏・冬休みの長期間のお休みに、小学生以上の子どもを預かる施設です。

夏祭りやクリスマス会といった行事の企画や運営などを行ない、子どもたちが楽しく過ごせるようにサポートします。

未就学児を中心に預かっていた保育士さんにとって、児童館は新たな経験を詰めるチャンス!

6歳以上の子どもと関わることで、さまざまな発見がありそうですね。

幼児教室

保育士経験を活かし、幼児に向けたダンス、英語、ピアノ教室などの講師として働くのも選択肢のひとつでしょう。

幼児教室にはさまざまな種類があるため、自身の得意分野を活かせるかもしれません。正社員求人もあれば短時間のパート求人もあるので、求人情報をしっかりと探してみるとよさそうです。

ベビーシッター

保育士の新たな選択肢として注目されるベビーシッター。

少人数での保育、より家庭と密接した保育をしたい人に向いているのではないでしょうか。

場合によっては、ご自身のプライベートに合わせた働き方も可能かもしれませんよ。

託児スタッフ

保育園や幼稚園での激務に耐えられず退職する場合、転職先のひとつとして多いのが託児所ではないでしょうか。

託児といっても働く場所の選択肢はさまざまです。

ホテル、ショッピングモール、美容室、歯医者さんなど、保育をしながら全く別の業界を知ることができるかもしれません。

まとめ

本記事では、保育士になるための方法や必要な資格について説明しました。

保育士は簡単になれる職業ではなく、難易度が高い資格試験に合格して初めて保育士になることができます。

しかし、保育士資格を一度取得すると有効期限はないため、一度保育士を離職した後に、復職することも可能です。

今から保育士になるための勉強を始める人は、是非頑張って憧れの保育士になってください!

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この記事を書いた人

保育士経験があるor保育士免許を持っている女性のキャリアに役に立つ情報を発信する編集部です。ピアノ講師→保育士→学童の先生というキャリアの3児の母が編集部長をしています。
子どもが産まれたタイミングで保育士を一度離職。子育てをしながらパートとして保育士に再就職。子育てが一段落したところで保育士の経験を活かした就職先である学童の先生として勤務中。

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