「子どもを育てながら正社員保育士として働くのは難しい?」
「子育てと保育士の正社員を両立する自信がない」
「子育てしながら保育士をしていた人の話を聞いてみたい!」
子育てをしながら保育士の正社員として働くことへの不安を感じている人はたくさんいます。
本記事は、3人の子どもを育てながら保育士をしていた筆者が、当時のことを振り返りながら正社員保育士について解説します。
- 子どもを育てながら正社員保育士として働くことについて
- 子持ちの正社員保育士が持つ悩み
- 子持ち正社員保育士が仕事を続ける方法
子持ちが保育士の正社員として働くのは難しい?
子持ちが保育士の正社員としては働くのはハードルが高いと考えている人が多いのではないでしょうか。
私自身も妊娠中は、産休後に正社員の保育士として復職するとは思っていなかったというのが事実です。
結論、子持ちが保育士の正社員として働くことは可能です。
ただしいくつかの条件をクリアしないと難しい可能性が高いため、自分の置かれている環境がどうかを確認しておきましょう。
両親など頼れる人が近くに住んでいる
私が子育てをしながら正社員保育士を続けられたのは、いつでも頼れる両親が近くに住んでいたからというのも一つの理由です。
子どもが急に熱を出したり怪我をした時に、仕事が終わるまで預かってもらったりできるため、安心して仕事ができます。
私自身も何度も子どもがまだ幼い時には、何度もお迎えに行ってもらったりして助けられました。
パートナーの理解がある
子育てをしながら正社員として働くには、パートナーの理解が必要不可欠です。
保育士は仕事が忙しく残業することもあるため、時にはパートナーに子どものお迎えや家事を依頼しなければなりません。
パートナーの理解があり、子育てに関して協力的な方である方が、フルタイムで働きやすいのは確かです。
職場からの理解を得ている
職場からの理解を得ていると正社員として働きやすいです。
職場の理解を得ている場合、緊急事態の場合に融通を利かせてもらったり、業務の負担を減らすなどしてくれる可能性があります。
今の職場の理解が得られないのであれば、転職することも選択肢に入れてると良いでしょう。
子持ちの正社員保育士が持つ悩み
子持ちの正社員保育士が持つ悩みを知っておくことで、そういったシチュエーションになる前にあらかじめ対策を練ることができます。
3人の子どもを育てながら正社員保育士として働いた私自身が悩んだことを、ご紹介させていただきます。
職場に迷惑をかけることが多い
子どもがまだ幼いと急に熱を出したり、怪我をした場合に仕事を休む必要があります。
急な休みや早退の場合、他の職員が仕事を巻き取る必要があるため、職場に迷惑をかけてしまいます。
休みや早退が続いてしまうと、職場へ迷惑をかけてしまっているのではないかと悩んでしまいます。
仕事と子育ての両立が難しい
保育士の仕事は一般的に忙しいと言われており、仕事と子育ての両立が難しいです。
特に正社員として働くのであれば、残業や持ち帰りの仕事で夜も仕事をしなければならない可能性があります。
家に帰ってからの時間をフルに家事や育児に使えないことが、正社員保育士の頭を悩ませている要因です。
仕事もプライベートも保育ばかりで辛い
正社員保育士として働いていると、朝から晩まで保育ばかりしていることになります。
仕事がお休みの日でも子どもの育児があるため、常に保育をしている感覚に陥るのです。
人によっては、常に保育をしている感覚を辛いと感じてしまうこともあります。
子持ちの正社員保育士の大変さを軽減する方法
子育てをしながら正社員の保育士を続けることが可能ですが、周りの協力や理解がないと難しいです。
子持ちで正社員保育士の方の大変さが少しでも軽減できるように、大変さの軽減方法を私自身の経験からお伝えします。
パートナーと育児や家事の役割分担をしておく
正社員保育士として育児と仕事を両立させるためには、パートナーの協力が必要不可欠です。
保育士は残業することもあり、家に帰ってからの育児や家事をする余裕がないこともあります。
パートナーとはあらかじめ育児や家事の役割分担をしておくと、負担を減らすことができます。
両親に頼る
正社員保育士をしていて、大変だと感じているのであれば自分の両親やパートナーの両親を頼りましょう。
私自身も近くに両親が住んでいたということもあり、子どもが幼い頃はお迎えや夜ご飯までお願いしていました。
遠慮をすることは一切なく、自分の負担を軽減するためにも両親に頼ると良いです。
ベビーシッターや家事代行サービスを利用する
近くに頼れる人が住んでいなかった場合は、ベビーシッターや家事代行サービスを利用するのも一つの手です。
最近では、ベビーシッターや家事代行サービスが充実しており、昔よりも手軽な値段でサービスを受けることができます。
ちょっと仕事に疲れた日やパートナーと二人で過ごしたい日など、共働きしている家庭には力強い味方となります。
違う保育園に転職をする
仕事量や残業が多い、職場の理解が得られていないと感じているのであれば、違う保育園で働くというのも選択肢の一つです。
保育園によっては育児をしている保育士へのサポートが充実しているところもあり、仕事と育児の両立がしやすい場合もあります。
転職の際に転職エージェントを活用して、育児中の正社員保育士へのサポート体制について聞いてみましょう。
子持ちの正社員保育士が職場を選ぶときのポイント
今の職場から転職することによって、保育園のサポートが受けられ、仕事と育児の両立がしやすくなることがあります。
子持ち正社員保育士が職場を選ぶポイントをご紹介します。
残業や持ち帰りの仕事が少ない
残業や持ち帰りの仕事が多い職場だと、家に帰った後に育児や家事をする時間が無くなってしまいます。
保育士という同じ職業であっても、残業や持ち帰りの仕事の量は働いている保育園によっても異なります。
仕事と育児の両立を考えているのであれば、残業や持ち帰りの仕事が少ない保育園に転職するのが良いです。
職員体制が整っている
職員体制が整っている保育園に転職することで、子持ちでも正社員として保育士を続けられる可能性が高くなります。
職員体制が整っていれば急な休みや早退が発生したとしても、フォローをしてもらえるため、仕事を抜けやすいのです。
小規模保育園などギリギリの人数で運営しているところで働いている人は、ある程度保育士の人数に余裕のあるところに転職するのも選択肢の一つです。
子持ち正社員保育士が転職を成功させる方法
子持ち正社員保育士が転職を成功させる方法は、「転職のプロである転職エージェントに頼る」ことです。
子育てをしながらフルタイムで働いていると、転職活動に割く時間は非常に限られます。
希望の転職先を探す時間もなく、結局、今の保育園で我慢をしながら働き続けるか辞めるという決断をしなければなりません。
転職エージェントを活用すれば、希望条件を伝えるだけで、条件に合致した求人を探してくれます。
また、育児との両立がしやすい環境なのかなどのリアルな現場の状況を教えてくれます。
リアルな現場の状況を知っておくことで、転職前後のギャップを限りなく減らし、「転職の失敗」を防げるのです。
転職エージェントは無料のことが多く、情報量を担保するためにも複数の転職エージェントに登録することをおすすめします。
まとめ
本記事では、子持ちで正社員保育士として働き続けるために重要な要素について解説しました。
私自身もパートナーや両親、職場の方々に頼りながら保育士を続けてきました。
今の環境が周りに頼りにくい場合は、家事代行やベビーシッターなどの有料サービスをうまく活用していくことも一つの方法です。
周りをうまく頼りながら、子育ても仕事も両立させましょう!
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