「保育士になるには文系と理系どちらがいいの?」
「保育士は理系でもなれるの?」
「保育士のなるには何をすればいい?」
と考えている人保育士さんを目指している方に向けに書いた記事です。
これから保育士になる方や保育士に転職したい方は本記事を参考にしてみてください。
- 保育士は文系と理系どちらがいいのか
- 保育士になる方法
- 保育士になるための準備
保育士になるには文系と理系どちらがいい?
保育士になるためには、文系と理系のどちらがいいのか?を疑問に思っている人は多くいらっしゃいますよね。
保育士になるには、「文系に進んだ方がいい」ということを言われることが多いです。
しかし、保育士になるのに文系や理系は関係ありません。
では、なぜ「文系に進んだ方がいい」と言われるのかというと、保育士資格に必要な「教育系」や「福祉系」の学部・学科で取れることが多いからです。
また、それら学部・学科の入試の試験科目も、国公立大学は5教科必要ですが、私立大学や専門学校では、国語や英語、小論文などだけで受験できる学校も多数あります。
これらのことから、保育士になる人=文系であるというイメージがついたのでしょう。
しかし「人間科学部」や「体育学部」など、保育士資格が取れる学部・学科は他にもあります。そのため、必ずしも文系である必要はありません。
保育士資格が取れる学部であればいいので、自分の得意科目を活かせる学部を探してみるといいでしょう。
保育士になるのに文系と理系を迷ったら
保育士になりたい!と思っている方が文系か理系のどちらに進むか迷った場合は、それぞれに進むメリットを考えた上で決めると良いでしょう。
文系を選ぶメリット
文系に進むことの大きな利点は、コミュニケーション能力の向上です。
文系の学問では言語や文学を学ぶため、子どもたちとのコミュニケーションが自然にスムーズになります。
また、発達心理学や教育学を学ぶことで、子どもの心の動きやニーズを理解しやすくなるのも文系の魅力です。
さらに、社会学や倫理学を通じて多様な価値観や文化を学ぶことで、保護者との良好な関係を築く力が育まれます。
文系の学びは、創造力や表現力を磨く場でもあり、遊びや活動を通じて子どもたちの発想を引き出すことができるのです。
また、文系では文章を書く機会が多いため、保育計画や連絡帳の作成もスムーズになります。
教育課程に関する知識を深められることも、文系の強みの一つです。
理系を選ぶメリット
理系に進むことには、科学的思考を身につけるという利点があります。
理系で学んだ論理的な考え方は、子どもの発達を観察・分析するのに役立ちます。
さらに、生理学の知識は、子どもの身体的な発達や健康管理において重要です。
行動科学を学ぶことで、子どもの行動を理解し、適切なアプローチを取ることも可能になります。
理系の知識は、安全管理のスキル向上にも寄与し、事故や怪我を未然に防ぐ力を養います。
また、データを扱う能力があるため、保育の効果を測定・評価することも容易になります。
理科の実験を通じて、子どもたちに楽しみながら学ぶ機会を提供することも、理系の大きな強みです。
保育士なるには
憧れの保育士になるためには何をすれば良いのでしょうか。
保育士になるために必要な勉強や資格について解説します。
保育士資格が必要
保育士になるためには、保育士資格の取得が必須です。
保育士は、ただ単に子どもを預っていれば良いという仕事ではなく、教育も含めたさまざまな専門知識を駆使して行う仕事ですので、資格が必要となるのです。
保育士資格は、これらの専門的な要件を満たしているということを公的に証明するために設けられている制度です。
保育士資格を取得する方法
保育士になるためには、保育士資格を取得する必要があります。
保育士資格を取得する方法は大きく分けて次の2通りあります。
指定保育士養成施設を卒業する
指定保育士養成施設には、大学(四年制)、短期大学(二年制)、専門学校(二年制/三年制)に別れています。
指定保育士育成施設を卒業することで、試験を受けずに保育士資格を取得することができます。
学校では座学でだけでなく、OJTのような実際の現場で保育実習があり、実践的なカリキュラムが組まれています。
保育士試験を受験する
年2回実施されている保育士試験を受験し、合格すれば保育士資格を取得することが可能です。
指定保育士養成施設ではない大学を卒業していたとしても、受験資格を満たしていれば保育士を目指せます。
保育士資格受験の資格に関しては、保育士試験の概要(※1)を確認しておきましょう。
保育士資格について
保育士資格は有効期限がないため、一度取得すると一生使うことができます。
例えば、結婚や出産によって保育士の仕事から離れても、資格を利用することで再就職することができるのが魅力の一つです。
生涯にわたって役に立つ資格と言えます。
また、保育士資格を持っていると、保育士だけでなく、保育士資格を活かした仕事に就職することができます。
保育士資格を取得した後の流れ
保育士になるためには、資格を取得した後に『保育士登録簿』への登録手続きが必要となります。
保育士資格取得してから、働くまでの順序をまとめました。
登録手続きを行う
登録事務処理センターから「保育士登録の手続き」を取り寄せた後に、郵便局で登録手数料を振り込みます。
登録事務処理センターへの書類を送付をすれば、こちらの対応は完了です。
保育士証の交付
登録手続きの後に申請先の都道府県で審査が行われます。
無事に審査が通ると、各都道府県の保育士登録簿へ登録され、保育士証が交付されます。
申請から交付までの期間は、二ヶ月程度ですが、各都道府県によって異なりますので、早めに申請しておくことをおすすめします。
保育士として働く
保育士証が交付されたら、保育士として働くことができます。
責任がある仕事なので大変なことが多いですが、その分やりがいもありますので、頑張りましょう!!
保育士になるための準備をしよう!
保育士を目指す皆さん、夢に向かって一歩を踏み出す準備は進んでいますか?
これから準備を進める!と言う方もいらっしゃいますよね。
保育士になるために今のうちからやっておきたいことをご紹介します!
資格試験の勉強
保育士資格試験に向けて、大学や専門学校で必要な科目を履修しましょう。
特に発達心理学、教育学、保育内容に関する知識は、試験だけでなく、実際の保育現場でも役立ちます。
授業に積極的に参加し、理解を深めましょう。
実務経験を積む
実際の保育現場での実習は、理論を実践に活かす貴重な機会です。
子どもたちとの関わりや保育士の役割を体感することで、実務に対する理解が深まります。
実習での経験は、試験準備にも大いに役立つでしょう。
保育士資格が無くても実務実績を積む方法はこちら
自己分析を行う
今の自分に対する自己分析を行い、自分の強みや興味を明確にしましょう。
自己分析をすることにより、将来的な保育スタイルや働き方が見えてきます。
例えば、子どもとのコミュニケーションが得意な場合は、遊びや活動を充実させる方向に進めるでしょう。
また、保育園に就職する際の面接で自分のアピールポイントを明確に伝えられます!
キャリアプランを考える
保育士の資格取得後のキャリアプランを具体的に考えることが重要です。
どのような環境や役割を目指したいのかをイメージし、働く場所によって求められるスキルや知識を理解しましょう。
自分の将来像を明確にすることで、学びのモチベーションが高まります。
イベントやセミナーに参加する
関連するイベントやセミナーに参加することで、業界の最新情報を把握し、他の保育士や専門家とのネットワークを広げることができます。
積極的に参加することで、新たな知識を得たり、視野を広げたりすることができるでしょう。
まとめ
本記事では、保育士を目指す方に向けて、文系と理系の進路選択や、保育士になるための具体的な準備について解説しました。
保育士資格は、専門知識が求められる重要な資格です。
資格取得の方法や実習経験の積み方、自己分析の重要性についても触れました。
これから保育士を目指す方や転職を考えている方は、ぜひ参考にして準備を進めてください。
夢に向かって一歩を踏み出すためのサポートとなることを願っています。
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