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保育士の退職金が30年働かないと出ないのは本当?保育士の退職金について解説!

保育士として長く働いていると、気になってくるのが「退職金」ですよね。

「保育士として30年働いたらどれくらいもらえるの?」

「そもそも保育士に退職金ってあるの?」

「保育士として退職金を多くもらうにはどうしたらいい?」

そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?

今回は、公立と私立の違いや退職金の受け取り条件、より多く退職金をもらえる保育園の探し方について詳しく解説していきます!

  • 保育士の退職金の仕組みと支給条件
  • 公立保育士と私立保育士の退職金の違い
  • 退職金が多くもらえる保育園の選び方
目次

そもそも保育士の退職金とはどういう制度?

退職金とは、一定期間働いた人に対して、退職時に支払われるお金のことです。企業や法人によって制度が異なり、退職金がもらえる条件や計算方法にも違いがあります。保育士の場合、勤務先の保育園や自治体の方針によって、大きく金額が変わるのが特徴です。

基本的に、退職金は「長く働いた人ほど多くもらえる」仕組みになっています。また、退職金は「一括支払い」や「分割支払い」など支給方法も異なることがあり、退職前に確認しておくことが重要です。支給額の計算方法には、基本給や勤続年数、職位などが影響するため、働く前に制度をしっかり理解しておくことが大切です。

どのくらい働けば保育士の退職金はもらえるの?30年以上必要?

退職金がもらえる条件は勤務先によって異なりますが、一般的には「3年以上勤務」が基準になっていることが多いです。これは、公立保育園・私立保育園のどちらでもよく見られる基準です。

しかし、私立保育園では退職金制度がない場合もあり、「5年以上勤務しないと支給されない」「10年以上働かないと満額もらえない」といったケースもあります。そのため、転職を考える際には事前に就業規則を確認しておくことが大切です。

また、退職の理由によっても支給額が変わることがあります。たとえば、定年退職の場合と自己都合退職の場合では、受け取れる金額に差があることが一般的です。特に、自己都合退職では減額される場合があるため、注意が必要です。

さらに、保育園によっては「退職金の積立制度」を導入している場合もあります。この制度では、毎月の給与から一定額を積み立て、退職時に受け取る仕組みになっています。これにより、退職金の支給額が確保される一方で、途中で辞める場合には一部しか受け取れないこともあります。

公立保育士と私立保育士の退職金の違い

公立保育士の退職金

公立保育士の場合、退職金は「地方公務員退職手当制度」によって支給されます。この制度は、地方自治体が管理しており、全国的に統一された基準に基づいて計算されます。

退職金の金額は勤続年数や給与に基づいて決まり、30年間働いた場合の退職金の相場は 約1,000万円〜1,500万円 ほどといわれています。(※)このため、公立保育士は私立に比べて退職金が安定しており、将来的な資金計画が立てやすいというメリットがあります。

また、退職金は年齢や役職によっても変動し、園長や主任保育士として長く勤めると、より高額の退職金を受け取れる可能性があります。

※参照:総務省 地方公務員の退職手当制度について

私立保育士の退職金

私立保育士の退職金は、勤務先の法人ごとに制度が異なります。多くの保育園では「退職金共済制度」や「独自の退職金制度」を導入していますが、 退職金がほとんどない保育園もあるため、注意が必要です。

私立保育士の退職金相場は500万円〜1,000万円ほどといわれています。ただし、退職金が全くない保育園も存在し、退職後の資金計画に影響を与える可能性があります。

また、私立保育士の場合、園の財務状況によって退職金の支払いが左右されることがあります。安定した財政基盤を持つ保育園では退職金制度が充実していることが多いですが、財務状況が厳しい園では退職金が削減されるリスクもあるため、事前に確認することが重要です。

退職金が多くもらえる保育園に転職しよう!

「どうせ働くなら、退職金がしっかりもらえる保育園で働きたい!」という方は、転職の際に以下のポイントをチェックしましょう。

退職金共済制度に加入しているか確認する → 「私立学校退職金財団」や「福祉医療機構の退職共済」などの制度を利用している保育園は、退職金がしっかり支給される可能性が高いです。

退職金の支給条件を事前に確認する → 何年働けば退職金がもらえるのか、いくらくらいもらえるのかを面接時に確認しましょう。

公立保育園への転職も視野に入れる → 公立保育士は退職金が高めに設定されているため、安定した退職金を希望する方にはおすすめです。

保育園の財務状況をチェックする → 保育園の財務状況が安定しているかどうかは、退職金をしっかり受け取れるかに影響します。法人の経営状態を調べることで、将来の安心感が得られます。

【まとめ】保育士でも退職金がもらえる保育園がある!

保育士の退職金は、公立か私立かによって大きく異なります。公立は1,000万円以上もらえるケースが多い一方、私立は500万円〜1,000万円程度とバラつきがあります。

退職金をしっかりもらいたいという方は職場の退職金に関する規則を確認してみましょう。

せっかく働くのであれば退職金がたくさん欲しい!!と考えているのであれば、退職金が多くもらえる職場に転職するのも検討しましょう。

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この記事を書いた人

保育士経験があるor保育士免許を持っている女性のキャリアに役に立つ情報を発信する編集部です。ピアノ講師→保育士→学童の先生というキャリアの3児の母が編集部長をしています。
子どもが産まれたタイミングで保育士を一度離職。子育てをしながらパートとして保育士に再就職。子育てが一段落したところで保育士の経験を活かした就職先である学童の先生として勤務中。

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